思考を深める手段
「紙に書く」というのは筆者が思考を深める一つの手段だ。
もう一つの手段として、「議論する」というものがあるが、これは他人の時間を頂戴する行為なので、いつでも気軽にできるものではない。
では紙に何を書くのか。A4の用紙を思い浮かべて欲しい
左上:タイトル。何について考えるのか
左側:言語化。タイトルに対して思い浮かぶものをブレッドで書く連ねる
右側:ビジュアル化。言語化されたものをどう伝えるか
思考の最終ゴールとしては常に「誰かに伝えられる形にすること」としている。
なぜなら、そこまで整えて初めて自分でも理解したことになるからである。
なぜ紙に書くのか。人間の脳は複雑系を処理できるほどのCPUがないから。例えば暗算などを頭の中でパッとやれる人は多いが、それは単純な処理だからだ。ビジネスにおける複雑な要素を解すには自分の処理基盤を外部に委ねる必要がある。洋画などで、よく壁一面に紙を貼ったりしているのをご覧になられたことがあるだろう。
今は筆者としては、A3ノートを見開きで使うスタイルがよいか、A4コピー用紙を持ち歩くスタイルがよいか試行錯誤中である。思考の自由度があがるのはA3ノートであるが、若干のもったいない感が思考を阻害する気分もある。それなら心もとなくA4コピー用紙に書き殴ることもよい。
これらは自分のスタイルを見つけていくべきだ。